その姿勢、本当に【良い姿勢】？続き

前回の続きです。
では「いったいどんな角度が良い姿勢ですか？」
と聞かれても答えは有りません。　
生まれつき背中のカーブの角度は千差万別ですから、猫背が気になるからといって無理に伸ばす必要は有りません。
そもそも同じ姿勢を保つことが身体にとって負担になるからです。
人間の体は動くことによって安定するので
じっとして動かないことは生理的に不自然なことだからです。

誰にも当てはまる良い姿勢と言うのは難しいですが、身体が喜ぶ楽な状態は分かります。
一言で言うならば「自然体」です。

私が思う自然体はお腹の一番下の部分に力を入れて、おへそと恥骨の中間（東洋医学でいう丹田）に重心が在る状態です。ほぼ骨盤の中心部になります。骨盤が固定されて安定した状態だと、上半身は自然と力が抜けるので背骨の角度を気にする必要はありません。
肩や腰の強張りも減ってきます。

私は仕事中や出掛けている時は常に丹田の位置に重心が来ている事だけ意識しているので30分くらい立っていても疲れません。

オルタナでも肩や腰が楽になったお客様には
丹田に重心が在る状態（自然体）を目指してセルフケアをご提案しています。

これは本当に楽な姿勢なので、1人でも多くの方に、この肩や背中の力が抜けた状態（自然体）を体験していただきたいと願っています。